
上越 野の花だより(T)
上越のウツギについて。
平野部では田植も終わり、爽やかな風の吹く季節になった。田んぼの畦や空き地ではタニウツギのピンクの花が満開である。当地にはタニウツギも含めて3種類のウツギがあるが同じウツギの名が付いていても属や科が異なるのは面白い。
まず本家ともいうべきウツギであるが、これはユキノシタ科の低木であり「卯の花」の名で生け垣や庭木として古くから親しまれてきた。時期には純白の小花を枝いっぱいにつけ、その重さで枝がたわむほどだ。近い種類には西頸城地方に分布するヒメウツギや花の大きなバイカウツギなどがある。ツクバネウツギは林縁などに多くみられる低木で花は地味だが形が面白い。上越のものは変種のウゴツクバネウツギとされる。
タニウツギは庭園によく植えられるハコネウツギやニシキウツギとおなじでスイカズラ科の木本で上越ではもっとも普通に見られる。花も美しいのでもっと庭などに植えられていてもよさそうなものだと思うのであるが、何故か「縁起の悪い木」ということで嫌われている。
画像@ タニウツギ
画像A ツクバネウツギ
画像B ウツギ